alice-lives-on-internet
昔校長先生が「勉強しないと視野が狭くなる。勉強しないと僅かな知識だけでこの世を理解しようとするせいで、ありえない仕組みを仮定して「分からない」を埋め立て始める。分からない物の多さが分からないからなんでも知ってる気分になってしまう」と話してたの、今になってすごく意味がわかる。
tra249

日本ではどうか。日本でも逮捕された被疑者はやや長いが一定の時間(72時間)以内に裁判官の下に連れて行かなければならないことになっている。しかし、そこで釈放される被疑者ほとんどいない。逮捕された被疑者の99%以上がその後20日間身体拘束されることになる。この審査は公開されない。弁護人も立ち会わない。証人尋問も行われない。検察官が用意した書類を読んだ裁判官が裁判所の一室で被疑者と5分くらい面談して勾留を決める。保釈も認められない。すなわち、日本では、お金持ちも貧乏人も、一旦逮捕されたら最低20日間は社会から隔離されることになる。

勾留された個人のうち正式に訴追されるのは6割弱である。起訴されると制度上は保釈の権利が与えられている。しかし、起訴と同時に保釈される人は殆どいない。それどころか、起訴されて1年たっても2年たっても保釈されない人が8割以上いる。この保釈の審査も非公開の書面審理である。裁判官は検察官が送ってきた書類にざっと目を通すだけで――被告人の顔を見ることもなく――「被告人には罪証を隠滅すると疑うに足りる相当の理由がある」と判断して被告人の保釈請求を却下するのである。

こうして、この国で逮捕された個人の多くは、家族から切り離され、仕事を失い、人生における時間を奪われる。日本でもアメリカでもイギリスでも、逮捕は罪を犯したという「相当の嫌疑」を根拠として行われる。それは個人を刑事司法のシステムに乗せるための手続に過ぎない。逮捕は刑事システムのスタートにすぎない。決してゴールではない。この点も同じである。ところが、日本の現実では刑事システムの始まりは人生の終わりなのである。ここに日本における「誤認逮捕」問題の深刻さの根源がある。

「誤認逮捕」問題の根源は警察や検察にあるではない。「誤認逮捕」問題を作っているのは裁判官なのである。公開の法廷で検察官に勾留の要件を証明させることをせずに、捜査書類を読むだけで勾留状を発行する裁判官。保釈を権利として保障している法律や国際人権規約の条文を無視して「罪証隠滅のおそれ」という曖昧な例外規定を極限的にゆるやかに解釈する裁判官。検察官の言いなりに接見禁止決定を乱発する裁判官。こうした現代の裁判官たちが「誤認逮捕」問題を作っているのである。

peckori

寿司はうまい。寿司はうまいので寿司と結婚したいと思う人もいることでしょう。しかし寿司は人間ではないので結婚できない。結果的に寿司屋の娘と結婚することになります。

寿司好きなあなたは、寿司であれば何でも食べたいと思う。だから回転寿司だって、午後8時のスーパーの総菜売り場で半額になっている寿司だって好きなはずです。しかし、寿司屋の娘と結婚したばかりにそういった Guilty Pleasure は御法度となります。

「ああいうの食べるなんて頭どうかしてる」

寿司屋の娘はあなたにそう言います。寿司のことが好きすぎて、でも寿司とは結婚できないから寿司屋の娘と結婚したのに、安い寿司が食べられなくなったことでかえってあなたの生涯寿司数は低下するのです。寿司との距離、これがこの文章のテーマです。

peckori

本日、朝日新聞を名乗る者から勧誘の電話が掛かってきました。
表示されていた番号は、03-6304-0914

朝日新聞「すいません、○○さま?恐れ入りますー」
私「はい」
朝日「あのー、ずいぶん前にお世話になりましたのですが、朝日新聞と申します」
私「はい」
朝日「いつもありがとうございます」
私「はい」
朝日「えーと、年頭のご挨拶をさせていだいてるんですが」
私「はい」
朝日「いつもありがとうございます。今は、読売さんですよね?」
私「いや、新聞は特に取って無いです」
朝日「あ、やめっちゃったんですか!?」
私「はい」
朝日「あー、久しぶりに朝日お願いできないでしょうか?」
私「これは、勧誘の電話ですか?」
朝日「今回は、都内の予約センターからのご挨拶なんですけども、営業です」
私「営業ですか?営業でしたら、結構ですので」
朝日「恐れ入りますー」

特定商取引法においては、電話で勧誘を行う際には、まず「勧誘目的である」旨や「勧誘を行う者の氏名」などを告げないといけない。今回の電話は「年頭のご挨拶」ということで掛かってきており、特定商取引法違反の疑いがある。


特定商取引法

(電話勧誘販売における氏名等の明示)
第十六条 販売業者又は役務提供事業者は、電話勧誘販売をしようとするときは、その勧誘に先立つて、その相手方に対し、販売業者又は役務提供事業者の氏名又は名称及びその勧誘を行う者の氏名並びに商品若しくは権利又は役務の種類並びにその電話が売買契約又は役務提供契約の締結について勧誘をするためのものであることを告げなければならない。

このことを問い合わせるために、朝日新聞の「東京本社お客様オフィス 03-5540-7615」に電話してみた。

私「先ほど、御社の営業の部署と思われるところから、年頭のご挨拶といいまして勧誘の電話が掛かってきたんですけど」
朝日新聞「はい」
(沈黙)
私「…それについての、苦情というか、法律違反じゃないかということを問い合わせようと思って、電話したんですけども」
朝日新聞「法律違反ということですか」
私「はい」
(沈黙)
私「大丈夫ですかね?」
朝日新聞「はい」
(沈黙)
朝日新聞「お客様、どちらにお住まいですか?」
私「東京都になります」
朝日新聞「あー、はい。朝日新聞の、勧誘ということですか」
私「はい。ナンバーディスプレイに番号が表示されていたんですけども、そちらで調べることは可能ですか?」
朝日新聞「確認いたしますので、お待ちください」

朝日新聞「大変お待たせしました。確認いたしましたところ、朝日新聞の営業というのはですね、販売所がですね、セールス会社の方に委託をして行っておりますので、こちらのほうではわかりかねますので、販売所に直接お聞きいただくか、それか私のほうで販売所のほうにお取次ぎいたしまして、お客様のほうにご連絡いたしますというかたちになりますけども」
私「じゃあ、販売所のほうが法律違反の営業活動を行っていても、朝日新聞さんのほうでは関知しないということですか?
朝日新聞「法律のほうについては、こちらのほうでは分かりかねますので」
私「じゃあ分かる方に代わっていただけますか?」
朝日新聞「申し訳ございません。こちら法律についての部署ではございませんので」
私「いや、だから御社が、法律違反の勧誘を野放しにしているということについて、見解をお伺いしたいのですけど」
朝日新聞「申し訳ございませんけれども、販売所というものが独立した企業でございますので、私ども、朝日新聞との取引関係になりまして、その独立した企業についての法律的なことをこちらでお答えすることが出来ないんですけども」
私「じゃあ、販売店さんの苦情に関しましては、朝日新聞さんのほうでは受けてないということですか?」
朝日新聞「いえ、一応話をお聞きいたしまして、販売所に回線を申し入れることは出来るんですけれども、販売所が法律違反なのかとか、そういうことについてですね、法律的な部署ではございませんので、ちょっとこちらではお答えできないんですけども」
私「そちらに、法律的な部署は無いということですか?」
朝日新聞「こちらの、お客様オフィスにはちょっと」
私「じゃあ、どちらにありますか?」
朝日新聞「申し訳ございません。私には分かりかねますけども」
私「じゃあ、分かるところはどちらになりますか?」
朝日新聞「大変申し訳ございません。もしあれでしたら、消費生活センターみたいなところにお客様ご自身で問い合わせてお調べいただけますでしょうか?」
私「だから、朝日新聞さんの法律的な部署を、今、お伺いしたんですけど?」
朝日新聞「申し訳ございません。お客様オフィスには、法律関係の部署がございませんので」
私「とにかく、営業所は独立なので、朝日新聞本社のほうでは一切関知しないという見解でよろしいですかね?」
朝日新聞「そうですね、こちらのほうではお答え出来る部署ではないのですが」
私「そうですか。それでは、ナンバーディスプレイの番号から、販売会社を特定することは出来ますか?」
朝日新聞「申し訳ございません。お客様のお住まいの地域を管轄する販売所は分かりますが、番号から特定することは出来ません」
私「その電話番号を調べても、どちらの契約している販売所か分からないということですか?」
朝日新聞「そのー住所を管轄する…」
私「住所を管轄する販売所じゃないと思われるところから電話が掛かってきたんですけど」
朝日新聞「それはですね、お客様の住所を管轄する販売所が、セールス会社に委託しているのではないかと思われますので」
私「そのセールス会社というのは、何なんですか?」
朝日新聞「新聞の勧誘を専門に行う会社でございますので」
私「そちら、朝日新聞と名乗っていたんですけども」
朝日新聞「それは、朝日新聞を扱っているという意味かと思うんですけども」
私「いや、だから朝日新聞って名乗ってましたよ。朝日新聞って名乗っている以上、朝日さんの関係ですよね?」
朝日新聞「申し訳ございません。それは販売所がセールス会社に委託してということでして」
私「それは、もともと朝日新聞さんが委託しているということじゃないですか?販売所さんに」
朝日新聞「いえ違います。販売所は、独立した企業で朝日新聞が新聞を卸している取引関係にございます。ですので、販売所は独立した企業ですので、その経営方針で、そのような勧誘を行っている場合もございます。販売所の電話番号をお調べすることは出来ますので、そちらに言っていただくか、もしくは私どもから『こういったことがあります』とお取次ぎをさせていただき販売所のほうからお電話させていただくことは出来ます」
私「じゃあ、とりあえず連絡していただけますか?」

長くなりましたが、朝日新聞としては、たとえ「朝日新聞」と名乗っていても独立した会社のやることなので知ったこっちゃないし、指導する気もないし、問い合わせのための部署も無いということのようです。

vivit-jc
2人目の感染者が、搭乗の翌日まで発熱せず、機内で吐き気を催したり嘔吐することもなかったという事実は、この個人の周囲にいた乗客へのリスクが極めて低いことを示すものだ。ただしわれわれは、常により一層の安全対策を講じていく
このような「戦争放棄」の規定を入れた憲法は、既に99カ国が採用している。自民党の憲法改正案も9条第一項は基本的には変えていない。「戦争放棄」は日本国憲法の専売特許でも何でもない。ましてノーベル賞に申請するような類のものではないのだ。
彼らの「虐殺があった、そして虐殺があったことさえ隠蔽されてしまった」という歴史観は、ある種の人たちにとっては、非常に魅力があるわけです。それがなかったら、「江戸しぐさ」が何の記録にも残っていないということを説明できないわけですから。
2人目の感染者が、搭乗の翌日まで発熱せず、機内で吐き気を催したり嘔吐することもなかったという事実は、この個人の周囲にいた乗客へのリスクが極めて低いことを示すものだ。ただしわれわれは、常により一層の安全対策を講じていく
fukushima-daiichi

とある韓国のテレビスタッフが相馬の病院にやってきて、インタビューをしたいと言ってこられました。植物の写った写真を10枚ほど渡されました。何かと思いきや、「植物が放射線で奇形だらけだと聞いている。人間に関してもそうなんでしょ?」と言い始めました。福島県ではそんな状況には全くないことを伝えますが、明らかに不満そうでした。取材する相手を間違えたという感じ。

オーストリアのテレビは外来の風景を撮影していきました。質問は「南相馬にどうして人が住んでいるんですか?」といった類いの内容でした。事故が起きたのは事実として、いまのこの場所での被曝量がどの程度か、ゆっくりと説明しますが、蔑(さげす)むようにニヤッと笑って終わりました。その表情は忘れません。

ドイツのテレビ局はBabyscanの取材に来ました。この器械が出来た経緯や、小さい子どもからはセシウムがまったく検出されていないことを説明しました。しかし、彼らは「悲劇」を求めているようでした。使いたいコメントを撮りたいのでしょう。繰り返し同じ質問を5回も10回もしてきましたが、相手が求めるコメントをしようもありません。結果、彼らが必要とする悲劇には満たなかったようでした。

bgnori

「違うよ」と私は答えた。「私はプログラマじゃなくて、ビジネスアナリストだ」

「コンピュータのプログラムの仕方は知ってる?」

「いや、実のところ知らない」

「でも、コンピュータがお仕事できるようにするのはプログラマなのよね?」

「基本的には、そうだね」

「じゃあどうしてプログラマにパパが必要なの?」

「彼らにもよくそう言われる」

「パパ、私まじめに聞いてるの。パパは何をしているの?」

「ビジネス要件を文書にするのが私の仕事だよ。プログラマたちと一緒に働きながら、コンピュータがちゃんと間違いなく動くようにしているんだ」

「監督しているってこと?」

「そのつもりだよ。まず、お客に何がほしいのか聞いて、彼らが求めているものが何なのかをまとめるんだ。それがビジネス要件と呼んでいる理由だ」

「その人たちは自分が何が欲しいのかもわからないの?」

「必ずしもわかってないね」

「そんなのおかしいわ。みんな自分の欲しいものくらいわかるものだわ」

「そうとも限らないよ。それに自分の欲しいものを他の人にうまく説明できないということもある。たとえば私がお前に車を買ってほしいと言ったら、どんな車を買ってくれるかい?」

「えーと、スマートかな。かわいいから」

「ちっちゃすぎるよ」

「じゃあ4WDにするわ」

「大きすぎるし、遅いよ。もっと速いのがいい」

「ポルシェにすればいいわ」

「そんなにお金はないよ」

「じゃあ、どんな車ならいいの?」

「やっと私の要求について聞いたね。私はフォルクスワーゲン・パサートがほしいんだ」

「いいわ、それ買ってあげる」

「何色のを買ってくれるつもり?」

「赤」

「赤はいやだな。黒がいい」

「ならどうしてそう言わなかったの?」

「聞かなかったじゃない」

「こんなこと一日中やってるの?」

「だいたいのところは、そうだね」

「いつも怒っているのも無理ないわ」

「いつも怒ってなんかないでしょ!」